家庭菜園の害虫対策 自家製の忌避剤・害虫スプレー
家庭菜園で困るのが害虫です。できるだけ食べる野菜には農薬は使いたくないので忌避剤を100均の自然素材を使って作成し害虫スプレーを作ってみました。
作り出してから3年目ですが、虫のでてくる春先に毎年1回作れば家庭菜園(25平米)程度であれば十分賄える量があります。
100均アイテムだけで作る虫の忌避剤なのでコストパフォーマンスは最高です。
自家製 害虫スプレーに使用した100均の材料と効能
害虫スプレーに使用した素材はすべて100均(ダイソー)で購入しました。各種素材の野菜への効能も記載しておきます。
・穀物酢
「穀物酢 PET 500ml」で容量たっぷりです。原材料は酒粕(国内製造)、米、アルコールです。
酢は害虫の防虫効果や殺菌効果もありカビにも効果があるため、うどんこ病や各種カビ系の病気の予防にも使用できます。
・一味唐辛子
唐辛子は瓶詰めより袋詰めが大きかったので「エスビー 袋入り一味唐辛子 20g」を使用してます。原材料は赤唐辛子(中国産)です。
唐辛子は害虫の忌避剤としての効果があり、また害獣除けにもなります。
唐辛子の辛味成分であるカプサイシンは水には溶けませんが酢には溶けるので辛い酢になります。
また唐辛子には「テルペノイド系化合物」と言う成分が含まれており、これが虫除けに効果があるそうです。
・あらびきガーリック
「エスビー あらびきガーリック 16g」も使用してます。原材料はガーリック(アメリカ産)です。
唐辛子とガーリックを併用することで虫に対して忌避効果が上がります。また害獣効果もあります。
唐辛子のアリシンと言う香り成分があり、これに忌避剤の効果があるそうですが、こちらは水にも溶けやすく酢にも溶けます。
アリシンは乾燥ニンニクでも生のニンニク同様に含まれているのでガーリックパウダーでも問題ないと思い使用しています。
自家製 害虫スプレーの作り方
自家製 忌避剤の作り方
100均で購入した素材はネジ式タイプの丸型密閉容器に入れて混ぜます。
丸型密閉容器も100均(ダイソー)で購入した品です。
あとは、しばらく寝かせてから使いますので、直射日光の当たらないようなとこに保管してください。
だいたい2週間程度、寝かせてから自分は使っています。
自家製 害虫スプレーへ加えるもの 活力剤・展着剤
上で作った「自家製 忌避剤」の野菜への定着を良くするため、展着剤である「ダイン」も付加してスプレーは作っています。
また、植物の活力剤であるリキダスも混ぜて一緒に散布しています。
トマト、ピーマンなど、カルシウムやミネラルを葉っぱから吸収して貰う考えでカルシウム欠乏症の対策にもなります。
自家製 害虫スプレーの散布方法
こちらは、現在使っている半年程度使った残りです。上澄みを小さじ一杯程度、1Lの水に混ぜて散布しています。
計算上、200倍程度になると思います。植物種類や害虫の付き具合で濃さを調整して散布しています。
防虫のみでなく活性をあげ定着も良くしたいので、スプレーにはキャップ1/4杯のリキダスとダイン数滴を一緒にまぜて散布しています。
散布には蓄圧式の1Lのスプレーを使っています。
一般的な手動式のスプレーでも良いのですが家庭菜園が25平米(5mX5m)程度の大きさになると、なかなか大変でした。
蓄圧式スプレーだと散布がかなり早く楽にできています。射程距離も長くなるのでカーポートの上を這っている葡萄のツルなどにも散布しやすいです。
スプレーノズルの先端を調整することで拡散させたり集中させ射程距離を伸ばしたりもできますし、上向き、下向きにも問題なく使えて扱いやすいですよ。
目詰まりした時に、スプレーの先端外して洗えるのも自家製 忌避剤で素材の粒が混入していた時もありがたいです。
こちらのマルハチ産業 蓄圧式スプレーを3ヶ月ほど使用していますが、今のとこ問題なく使えてます。家庭菜園でもそれなりの広さに撒くなら作業効率もかなりあがります。
使い終わったら減圧した方が良いのでキャップを少し緩めることをお忘れなく。
自家製 害虫スプレーを実際使用した効能
自家製 害虫スプレーの効能ですが、週1回程度または雨上がりに家庭菜園へ散布しています。
虫除けの効果や除菌の効果はたしかにありますが、強いものではないのでしないよりしてたほうがマシかな程度の感覚です。
一度、虫にたかられてしまったり病気があきらかに発症してしまった場合、これだけでは対応あうるのは難しい感触です。
あくまで予防の一貫程度で虫が付きにくく、カビ系の発生も抑えられる感触です。
一緒に混ぜて散布しているリキダスの影響もありトマトのカルシウム不足や、野菜の夏場の弱り具合も改善しているように感じています。