ピノガールとサマーオレンジベビー 小玉スイカ栽培
2025年はピノガールとサマーオレンジベビーのスイカを栽培することにしました。
ピノガールもサマーオレンジベビーも小玉スイカです。ただサマーオレンジベビーは、通常の小玉より少し大きめの小玉スイカです。
どちらも普通のスイカより種の少ないスイカで食べやすいです。
今年はコンパニオンプランツとしてスイカの苗の植え穴に栽培していた九条ネギを一緒に植えています。
ネギとスイカを一緒に植えることで収穫量の増加やスイカの病気の予防などの効果が見込まれます。
また毎年100均のすだれを使用して栽培していましたが、今年は100均ネットを利用して畝間を通して地這いの垂直栽培（水平栽培）してみることにします。
梅雨の大雨と夏の猛暑で一気にスイカが枯れることが多いので、株元は雨よけでトンネル栽培も試みてみることにします。
ピノガールの特徴
ピノガールの特徴は以下です。苗の価格は458円でした。昨年は１苗で7玉収穫できた実績があります。
・タネが通常のスイカの約1/4サイズで種ごと食べられる
・シャリ感に富んだ硬い果実で、皮際まで甘い
・草勢が強く、一番果を全ての子ヅルにつけられる
・着果以降も草勢低下が少なく、草勢維持は極めて容易
サマーオレンジベビー
サマーオレンジベビーは以下です。苗の価格は378円でした。一昨年は１苗で2玉しか収穫できずリベンジ感覚で栽培します。
・果形は高球で、明瞭な縞が入り、地色は濃く、玉揃いがよいスイカ
・スイカの中でも特に珍しいオレンジ色の果肉
・果実は小玉スイカとしてはやや大き目の3kg前後に育つ
・種の量が一般的なスイカの約半分程度しか入らない為、非常に食べやすい！食感は繊維が少ないので上品なシャリ感があり
・味は糖度が約12～13%あり、赤い果肉とも黄色い果肉とも違う独特の風味を持っている
・花粉の発生が多く着果良好で、裂果も少ない
スイカの土作りと植え付け
スイカの植え付け用に土作りします。何時ものように有機石灰、ぼかし完熟有機肥料、籾殻入りの堆肥を使用して土作りしました。
畝はツルが伸びるのでやや広めにしています。
垂直栽培は、肥料入れずに土を作るみたいですけど、いつも通り作ってしまいました。
スイカの植え付けです。ピノガールは4/12に、サマーオレンジベビーは4/29に植え付けしています。
コンパニオンプランツとして植えた九条ネギは昨年から栽培していたネギを使いまわしています。
植え穴にネギを先に差し込んで、ネギの根の上にスイカの苗を植えています。
【4/29 サマーオレンジベビー植え付け】
【4/29 ピノガール（4/12 植え付け苗）】
今年も猛暑になりそうでしたので、虫よけと暑さ対策も兼ねて黒マルチではなくシルバーマルチを利用しています。
スイカ栽培 雨よけトンネル【寒い時期の保温も兼ねて】
今年はスイカ 雨よけにトンネル栽培してみます。全体を雨除けするのは難しいので株元だけでも雨の直撃を受けないようにしようと思います。
寒い時期には保温にもなるかと思い4月の植え付け時から利用しています。
100均アイテムのみで雨よけトンネルは作ってますので、以下参考にされてください。
100均 防鳥ネットと防風ネットを利用【スイカ 垂直仕立てで地這い栽培】
スイカ栽培に利用した100均の防鳥ネットと防風ネット
シルバーマルチで虫除け効果も狙っているので、今年は上にすだれを置きたくない心理も働いてネットを畝間に渡してスイカを垂直栽培（水平栽培）をしてみることにしました。
青いのが100均（ダイソー）の防風ネットで1mX2mのサイズで網目は4mmX4mmです。
緑のが100均（ダイソー）の防鳥ネットで1mX2mのサイズで網目は15mmX15mmです。
どちらのネットが小玉スイカの重みなどに耐えれそうか判らなかったので、両方お試しで使ってみることにしました。
使った感じは両方ともそこそこの強度はありそうです。
畝間を100均ネットを利用したスイカのネット栽培については以下のショート動画でも紹介しています。
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スイカの垂直仕立て栽培（水平栽培）【畝間をネットで横断】
スイカ垂直栽培ですが基本他の野菜の栽培と同様にツルを束ねて栽培していきます。親蔓も切らずに放任で、同じ方向に全ツルを誘導する感じです。
ギュっとツル同士を縛ることまでしてないですが、風で飛ばないように軽く白い紐で束ねてるくらいです。同じ方向誘導しとけばツル同士が勝手に絡まってくれます。
畝間に210cmの支柱（100均製）を渡して固定し、その上に防鳥ネットと防風ネットを被せて利用しています。
畝の先はナスを植えてますが、スイカのツルとは立体交差で問題ないと思っています。
実が付いて重くなってきた時にネットの下に横に渡す支柱を更に１本増やしてあげてます。
ピノガール と サマーオレンジベビー スイカ栽培 生育状況
5月 下旬 スイカの花が付き出す
2週間ほど早めに植えたピノガールの方が大きくツルを伸ばしています。ピノガールは花も突き出しています。
スイカの垂直栽培なので親蔓の摘芯もせずに放任で伸ばしている状況です。5月下旬になって雨も多く高温多湿になってきており、うどんこ病が少しでてきているので殺菌剤は梅雨前と梅雨の合間に散布しています。
サマーオレンジベビーが完全に根付く前に急に30度前後まで温度があがった日があり、若干株が弱った感があったので斜光ネット（100均製）も利用して温度管理もしています。
【5/24 ピノガールとサマーオレンジベビー生育状況 花を付け出す】
6月 初旬 スイカの人工授粉開始
ピノガールとサマーオレンジベビー共に雌花も咲き出したので、人工授粉してあげました。
雄花を切り取っての花びらを開き、雌花に雄花をくっつけて花粉を雌花に付けて行く感じです。
【6/1 ピノガールとサマーオレンジベビー人工授粉】
垂直栽培（水平栽培）なので同じ方向にツルを伸ばして行ってますが、そろそろナスと立体交差しそうなとこまで伸びて来ましたよ
6月 中旬 スイカが大きくる【防獣対策 防鳥対策を開始】
ピノガールは受粉が成功したみたいで２つほど大きなスイカになってきました。日単位で大きくなっていくので育てて楽しいですね（笑）
スイカには100均のカゴを被せて獣害、防鳥対策も開始しています。
【6/17 大きくなったピノガールの実】
【6/21 更に大きくなったピノガールの実】
少し遅れましたがサマーオレンジベビーも着果してスイカが大きくなりだしました。
【6/21 サマーオレンジベビーも着果】
スイカの獣害、防鳥対策の詳細は昨年も同じ用にしていたので、以下を参照ください。
今年はテグスは張ってないですが防獣ネットとカゴのみで様子見中です。
6月 中旬 スイカの終端を空中栽培へ移行
垂直仕立て栽培しているので、全てのツルが同じ方向に伸びてきています。
スイカのツルは、畝間のネットを渡ってナスの下を通過し畑の端の防獣ネットまで到達してしまいました。
ここからは空中栽培へ移行し防獣ネットに絡ませ上へ伸ばして行きます。
【6/17 スイカの終端は空中栽培で上に誘引】
防獣ネットの上に追加で100均の防鳥ネットで1mX2mのサイズで網目は15mmX15mmを追加で設置しました。
すでに小さいですがスイカが空中で着果しているので、ネットで吊るしています。
スイカ 収穫【ピノガール 地這い栽培 空中栽培】
7月 上旬 ピノガール 収穫開始【地這い栽培部分】
7月上旬にピノガールの収穫を開始しました。まずは100均ネットの上で育っている地這い栽培部分のピノガールを収穫です。
小玉スイカは通常着果から35日程度で収穫ですが、この数年のスイカ裁判経験からすると30日くらいで十分食べられる甘さな感じです。
着果を確認してから27日ですが、この猛暑なので1個目は早めに収穫してみます。
【7/5 ピノガールを収穫開始 1個目】
7月 中旬～下旬 ピノガール 収穫継続【空中栽培部分】
ツルの端から空中い栽培に移行しているスイカですが、写真のように４玉ほど空中で着果し大きく育ってくれています。7月中旬ですがピノガールは、まだ着果しそうな勢いがあります。
空中栽培部分のスイカも収穫開始を無事向かえてくれました。
最初に空中栽培で収穫したスイカは果物ネット（20X30CM）を使って吊ってましたが、一部破れてました。落ちてなくてよかったです（汗）
小玉スイカでも少し大きなピノガールにはサイズ、強度共に少々弱かったかもですね。
【7/17 空中栽培部分のピノガールを初収穫 3個目】
ちなみに小玉スイカに使っていた、果物袋（果物ネット）は以下の品でした。もーちょっと丈夫で大きめが良さそうです。
空中栽培部分のピノガールの収穫継続できています。空中栽培部分に使っているネットが少々小ぶりなのもあり、収穫したスイカが楕円形になってますね（笑）
7月中旬になって炭素病にピノガールもかかってしまっているので、地這い部分はだいぶ枯れているのでかなり葉やツルを刈ったりして除菌剤（ワイドヒッター）で対応しています。
空中栽培部分は、まだ葉もキレイなので、もしかしてキレイなツルが再生して8月以降も花を付けないかと期待しているとこです。
【7/26 空中栽培部分のピノガールを収穫継続 6個目】
8月 中旬 ピノガール 蔓再生【スイカの二期作目開始】
枯れた蔓なども7月末から8月上旬で一旦整理しました。根本付近から綺麗な蔓が8月中旬再生していってます。
7月末に1つだけ早めに再生していた蔓にできていたスイカを収穫してみました。
かなり早い着果20日くらいで収穫してみましたが、小ぶりのスイカだったのもあり食感は全然問題なく甘かったです！（笑）
【8/18 再生したピノガールを収穫継続 8個目】
スイカ 収穫【サマーオレンジベビー 地這い栽培 空中栽培】
7月 中旬 サマーオレンジベビー 収穫開始【地這い栽培部分】
7月上旬にサマーオレンジベビーの収穫を開始しました。まずは100均ネットの上で育っている地這い栽培部分のサマーオレンジベビーを収穫です。
サマーオレンジベビーを初収穫しました。着果を確認してから27日で少し収穫には早かったですが翌日大雨かもしれないと言う予報でしたので、割れると怖いかな？と思い早めの収穫です。
この数年のスイカ裁判経験からすると真夏は30日くらいで十分食べられる甘さになってます。
特に35度を超える日が続いたり、大雨が降ると収穫前に割れてしまうことが良くあるので、30日前くらいで1週間程度早めに収穫してしまいます。
【7/13 サマーオレンジベビーを収穫開始 1個目】
7月 下旬 サマーオレンジベビー 猛暑で腐らせる【収穫終了】
見た目キレイなサマーオレンジベビーですが、着果から33日目で収穫してみましたが、すでに皮がぷよぷよでした。
もー中も半腐れ状態で、残念ながら破棄しました。
サマーオレンジベビーは皮も薄いし35度を超える夏場は、かなり早めに収穫が良さそうですね！
早く収穫するつもりだったんですけど地這い栽培部分でカゴの下に隠れてて、すっかり忘れてました（汗）
すでに炭疽病でサマーオレンジベビーは枯れてしまっているので、今年は２個で収穫終了です。
あまりに暑い夏が続く近年、サマーオレンジベビーは育てるの難しめのスイカかもですね～
前回も２個、今回も２個で収穫終わってしまったので・・・
なお、サマーオレンジベビーの方は、畑の終端まで蔓は伸びていましたが、空中栽培に移行するほどパワー無かったみたいです。
【7/26 猛暑で栽培中のスイカを腐らせる 幻の3個目】
小玉スイカの収穫時期・収穫量
ピノガールの収穫 7月 8月
ピノガールを7月初旬に初収穫しました。
1苗での収穫時期、収穫量は以下です。現在は合計8個収穫です。（収穫継続中で随時更新します。）
今のとこサイズ感も揃ってる感じです。
・7/5 1個収穫（地這い栽培部分）
・7/7 1個収穫（地這い栽培部分）
・7/17 1個収穫（空中栽培部分）
・7/20 2個収穫（空中栽培部分）
・7/26 1個収穫（空中栽培部分）
・7/30 1個収穫（空中栽培部分）(前半戦でできてたスイカは全収穫終了)
・8/18 1個収穫（地這い栽培部分）（再生した蔓からの初収穫）
1個目は少しだけ早いかなって感じでしたが、甘くて美味しく家族にも好評です（笑）
種が通常サイズの1/4しか無いスイカなので、食べやすいです！
十分甘いスイカですが爽やかな甘味で、シャリシャリ感もあって美味しいスイカです。
2個目以降は良い感じで甘さシャリシャリ感とも申し分無しです。空中栽培部分も綺麗で良い感じのスイカが収穫できています。
【7/5 最初に収穫したピノガール】
【7/7 2個目に収穫したピノガール】
【7/17 3個目 空中栽培で収穫したピノガール】
【7/30 7個目 空中栽培で収穫したピノガール（前半戦の収穫終了）】
【8/18 8個目 再生した蔓からの初収穫（小ぶりだけど味はOK）】
サマーオレンジベビーの収穫 7月
サマーオレンジベビーを7月中旬に初収穫しました。
1苗での収穫時期、収穫量は以下です。現在は合計2個収穫で収穫終了です。
サマーオレンジベビーは梅雨明け後が生育状況が悪くなり、7月中旬には炭疽病で枯れてしまいました。
・7/13 1個収穫（地這い栽培部分）
・7/22 1個収穫（地這い栽培部分） 収穫終了
少し早めに収穫した1個目でしたが、甘さ十分甘かったです。ピノガールのさっぱりした甘さと違いべっとりした甘さですね（笑）
食感はシャリシャリで見た目もオレンジで綺麗ですよ！
ピノガールより皮が薄い感じがして包丁を入れたパキって割れたので、早めに収穫した方が良さそうに思えました。
【7/13 1個目に収穫したマーオレンジベビー】
【7/22 2個目に収穫したマーオレンジベビー】
ピノガールの種をサマーオレンジベビーの種とサイズ比較【小さなピノガールの種】
概ね同じサイズのスプーンの上に置いたスイカの種です。サマーオレンジベビーは、通常のスイカの種サイズです。
比較するとピノガールの種がかなり小さいのが分かると思います。
他のスイカ栽培の記録【すだれ栽培・地這い栽培】
すだれ栽培
2024年のスイカの栽培記録です。「すだれ」を利用した地這い栽培で、この年もスイカ栽培しています。
すだれと畝間を防草シート使って、この年は育てています。
2023年のスイカ栽培記録です。初めて貸し農園を借りてのスイカ栽培で試行錯誤で「すだれ」を利用した地這い栽培しました。
この年はよく判ってなかったので横の畝にサツマイモを植えたため、ツルを伸ばすスペースが不足気味でした。
