センチュウ対策 ネマトリンエース粒剤(農薬)
家庭菜園に植えていたゴボウが奇形して短めの収穫になったため、センチュウ被害と考えて次の植え付けまでに農薬(ネマトリンエース)を使用して対策しておくことにしました。
ネマトリンエース粒剤は土壌に散布してセンチュウや地上部害虫を駆除する農薬ですが、以下の記載の通り畑の土壌に影響がほぼ無く、長期効果で扱いやすい農薬です。
■高い安全性
・環境にやさしい接触型殺線虫剤であり、大気、水などの環境や環境生物への影響は殆どありません。
・土壌微生物への影響も殆どなく、各種の土壌改良資材との併用が可能です。
・農林水産省の「臭化メチル代替技術確立」事業の、資材として取り上げられています。■安定した線虫防除効果
・農作物に被害をもたらす全ての土壌線虫に対し、優れた殺線虫活性を有し、長期残効(通常、2~3ヶ月)が期待できます。
・土壌条件(土性、pH、温度、湿度など)の影響をほとんど受けません。■使いやすい製剤
・手撒きでも、機械撒きでも使用でき、被覆・ガス抜き等の作業は不要です。
・散布後すぐに播種・定植ができます。(播種・定植の直前処理が最大効果をもたらします。)
ネマトリンエース粒剤(農薬) 使用量
農薬(ネマトリンエース粒剤)ですが、作物によりセンチュウのに対する使用料の目安は以下になります。
センチュウの種類などで使用量に幅がありますが、以下の量だと概ねどのセンチュウにも効果のある量を記載しています。
農家さん向けに10アール(1000平米)あたりの量で記載ですが、家庭菜園向けの量で考えると1平米あたりは1/1000の量になります。
例)20Kgと記載しているのは、1平米だと20gになります。
・スイカ、メロン、トマト、ピーマン、ナス、きゅうり、にがうり 15kg~20kg/10アール
・人参 20kg/10アール
・大根 15k~20kg/10アール
・ごぼう、やまいも、さやえんどう、オクラ 20kg/10アール
・かんしょ(さつま芋) 20kg/10アール
・ばれいしょ(ジャガイモ) 20kg/10アール
・ズッキーニ、かぼちゃ 20kg/10アール
ネマトリンエース粒剤(農薬)を100均 量りでグラム計量
農薬の種類で使用料がccで表記している物やグラムで記載されているものがありますが粒剤系の農薬は重さ(グラム)表記が多いです。
ネマトリンエース粒剤も使用料が重量で記載されている為、グラム計量が必要になります。
シェア畑の物入れに置きっぱなしで使いたいので炎天下の高温で壊れない非デジタルの昔ながらの量りが良いのなと思ってたんですが、100均(セリア)で売っているキッチン目安計が使いやすいと思い購入してきました。
最大1Kまでで20g毎に目盛りが付いている計量計です。あくまで目安計なので3%の誤差が生じるそうですが、3%くらいなら問題ないと思い使っています。
ネマトリンエース粒剤(農薬)を計量します。100均(セリア)の量りは上に乗せるカップもセットなので、そのままネマトリンエース粒剤を入れて計測できました。
コンビニ等の大きめのスプーン1杯で20gは無いみたいです。サラサラの粒状なので、すくい方で5gくらい簡単に誤差がでそうです。
今回は3平米無いくらいの畝に混ぜ込むので20gX3で60g無い程度で量りました。
ネマトリンエース粒剤(農薬)は2K袋が最小のようですが有効年限が3年なので家庭菜園で2Kは使いこなせないかとは思います。
もー少し小袋も売って欲しいですね。
ネマトリンエース粒剤(農薬)の使い方
ネマトリンエース粒剤(農薬)を畝全体にばらまき、すき込みました。
土壌全面にムラがないように混和して、深い土と表層もひっくり返しつつ耕しています。
播種・定植の直前が最大効果があがるそうです。すき込んですぐの播種・定植が可能な農薬です。
自分はとりあえず、今週雨が降るようですし1週間ほどこのまま寝かせて、畝を整形してから「じゃがいも」を植えようかと思っています。